こんにちは!広島市東区牛田のなぎさ接骨院です。
今回は、当院にご来院された患者様の症例をご紹介します。
長年ランニングを趣味とされている70代の男性A様。
足の裏に痛みを感じるようになり、大好きなランニングを一時中断せざるを得なくなりました。
「このまま走れなくなってしまうのだろうか…」
そんな不安を抱え、当院にご相談いただきました。
主訴: 右足の裏の痛み、踵周りの痛み
症状:朝起きての着地時の痛み、ランニング時の足をついた時の痛み。
現病歴: 定期的にランニングをしていたが、約1ヶ月前から右足の裏、踵周りに痛みが出現。整形外科を受診し、「足底筋膜炎」と診断され、湿布を貼って様子を見ていたが、なかなか改善が見られなかった。
来院までの経緯: 痛みをかばいながら走っていたが、痛みが引かずランニングを中断。1ヶ月ほど安静にしていたが、痛みが完全に消えることはなく、「このままではいけない」と当院にご来院。
A様は、整形外科で診断を受けた後、ランニングを控え、安静に努めていました。しかし、痛みが改善しなかったのはなぜでしょうか?
足底筋膜炎は、足の裏にある「足底筋膜」という腱組織が炎症を起こすことで痛みが発生します。
安静にすることで炎症自体は一時的に落ち着きますが、痛みの根本原因が解決されていない限り、再び歩き始めたり、運動を再開したりすることで、すぐに痛みが再発してしまいます。
A様の場合、痛みの根本原因は、単なる「使いすぎ」だけではありませんでした。
足のアーチの機能低下: 長年のランニングで、足のアーチを支える筋肉が疲労し、アーチが潰れ気味になっていました。これにより、足底筋膜への負担が増大していました。
体のバランスの崩れ: 足底筋膜炎をかばうことで、膝や股関節、骨盤といった全身のバランスが崩れており、これがさらに足への負担を大きくしていました。
A様の状態を詳しく検査した結果、ランニングを定期的に行っているため足底筋膜や足趾の筋肉が硬くなる、足のアーチの低下、それに伴う全身のバランスの崩れが痛みの原因であると判断しました。
そこで、以下の施術を中心に行いました。
手技療法とストレッチ: 硬くなった足裏の筋肉や、ふくらはぎの筋肉を丁寧にほぐし、柔軟性を高めました。これにより、足への衝撃が効率よく吸収されるように改善しました。
テーピング矯正: 踵(かかと)周りにキネシオテーピングで固定。足をついたときに足底筋膜にストレスがかからないように行いました。
こちらの方は週1回程度の計4回の施術を行いました。
初回施術後:施術後の痛みは残存。テーピングでクセを修正していくと着地時の痛みが減る。
2回目施術:着地時の痛みは減るも朝起きて足をついた時の痛みは残っている。同じような施術固定を行う。
3回目施術:痛みが軽減し、運動もできるが不安感ある。ただ走るペースは以前より走れる。
4回目施術:痛みを感じない程度。テーピングしなくても大丈夫なまで回復。運動量を増やしていく指導。
以前のように早朝の30分間のランニングを痛みなく楽しんでいただけるまでに回復されたとご家族の方からうれしいお言葉を頂けました。!
また痛くなったら早めにきます!とご家族の方から言われその後はランニング生活を楽しんでいるそうです。
足の裏の痛みは、ただの「使いすぎ」と見過ごされがちです。しかし、その背景には、体の歪みやバランスの崩れが隠されていることがほとんどです。
もしあなたが、足の痛みで大好きなスポーツや趣味を諦めかけているとしたら、それはまだ諦める必要はありません。